もう1週間も前の話になってしまった。年に1度、1月末の日曜日に開催される“大阪国際女子マラソン”は、私にとっては元気な姿を見てもらう発表会のようなもの。昨年は基準が上がってでれなかったので2年ぶりの発表会だった。
今回は感染症対策をしっかりしていただいての開催。各大会の中止が相次ぐ中、開催してくださった裏方の方々の努力が目に浮かび、受け入れてくれた大阪の街と感謝してもしきれない。
9回目チャレンジの2時間58分19秒(114位)
大阪国際女子マラソンにこだわるのは、生まれ育った故郷で、家族や友人が応援に駆けつけてくれるから。しかも、ふだんの目抜き通りを、たくさんの応援を浴びながら走れるんだから、もうそりゃ最高なんです。
ただコースの相性はよくないのか、気合いが入りすぎるからなのか、いつも上手く走れない。
それでも止めれない。元気で走り続けている限り、出続けたい大会なんです。
今回は余裕のあるペースで入って、維持して2時間55分は切りたいと思ってたけど、35キロ以降の一人旅から苦しくてガクッと落ちて「やっぱり」の結果。
なのにやっぱり楽しかった!!!最高やった!!!
そして、「また頑張ろう」という気持ちをもらえたのが、一番の収穫やった。
2年の間に大切な人とのお別れ
前回出場した時に応援してくれた“RUN-WALK Style“の三浦誠司店長、それから父。大好きだった二人とお別れがあった。二人のことを感じながら走れた42.195キロだった。
母はこっそり3カ所へ応援に駆けつけてくれて、父の遺影を大きく上に掲げて振っていた。母らしいけど、「お父さんの主張」が強すぎて、走りながらウケる。
もうひとつウケたのは、ボランティアで参加してくれてる親友。心斎橋の交差点で、ぴょんぴょん跳ねてる可笑しなボランティアがいると思ったら親友やった。声出せないから、跳ねて応援してくれたらしい。コロナ禍ならではの新しい形の応援。
いろいろと勝手が違った準備
感染症対策アプリ
テレサというアプリをインストールして1週間前から毎日体温と問診票を入力送信。
きちんと毎日提出してはじめて受付の日に「入場」というボタンが押せるという優れもの。
「入場」をクリックしてQRコードを取得して、1時点呼(前日受付)、2時点呼(当日朝)でチェックされた。終わった後も1週間検温とあったけど、大会との連動は切れていた。
抗原検査の事前実施

事務局から丁寧に、抗原検査キットが全員に郵送されてきた。朝に抗原検査を行い、陰性の結果を持っていかなければ受付できない。
これで陽性なったら大阪から動けない、仕事行けないとなるから、出場諦めた人もいそう…
厳しくなった商標チェック

ワールドアスレティックスからラベル認定を受けたロードレース競技会となり、2時点呼で商標チェック、シューズの靴底厚計測があるとの事前お達しが。
装飾的なデザインマークが施されているのがNG。デザインマークなのか?デザインなのか?

着用予定の「2XUのMCSランコンプショーツ」が右モモに装飾的なデザインマークが施されているのでダメだと噂を耳にする。
慌てて、前日にRUN-WALK Styleで黒のニューハレテープを買った。
右モモの大きなバッテンのところに縦に貼ろう。それで大丈夫なはず。「くっつくかな?」って聞くと「ガンバフンバくんに貼れたから大丈夫やろ」と。たしかに。
だけど、これも取り越し苦労やった。大きなバッテンのロゴは「マークではなくデザイン」ということで、全くもってOK。ちなみにシューズの厚底測定は割愛されてた。
情報社会は便利やけど、やたら不安を煽るところある。こわい。
スペシャルとエナージージェルの準備

私は、めんどくさがりなので、毎年とても簡単な装飾でスペシャルボトルを作成。30分くらいでちゃちゃっと。見落としたことはないので、ズボラさんはこれで十分。
今まで、エナジージェルをボトルに貼っていたけど、過去にミスして取れなかった時もあったので、今回はポケットに2つ入れて、35㎞のボトルのみ予備でジェルを貼り付け。
ちなみに、スペシャルの中身はこれまた簡単な「アクエリアス」+「アミノバイタル」

私のエナージージェルはお気に入りの「WINZONE」
なんでこのジェルかというと、とにかく美味しい!とくにパイナップル味が絶品。今回はオレンジ味のカフェイン入りを二つ。これも美味しかった。
10km地点で1回、25km地点で2回と摂る予定。予備で35kmのスペシャルに貼り付け。
なのに、なのに、痛恨のミスが一番肝心の25kmでポケットから取り出した瞬間に手からポロリ。。。。。「あー」となったけど、「仕方ないか。いままでエネルギー切れしたことないから大丈夫や」と切り替え。メンタルがずいぶん強くなった。美味しいので食べたかったけど。
スタートまで、意外とやることがたくさんあるので、いつもなんだか気が落ち着かない。でもみんなそうなので、焦らなくて大丈夫やと思う。何事もなんとかなるさ。
スタート地点に立った時、沿道に出たとき、御堂筋走ったとき、名前読んでくれての応援に気づいたとき、感動や感謝がいっぱい詰まっているので、来年も出れるといいな。
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